東北学院創立126周年、震災を乗り越えて -キリスト教主義学校としての歴史と伝統-
学院長 星宮 望
東北学院大学、東北学院中学校・高等学校、東北学院榴ケ岡高等学校、東北学院幼稚園を擁する東北学院は、キリスト教による人格教育をその根底に据え、献身犠牲と奉仕の精神に満ちあふれた人材を世に送り出してきました。今やその数は16万人を越えます。これらの同窓生は、我が国の文化の向上と平和の確立のために、また地域社会や国際社会の発展のために貢献してまいりました。
そのような中、平成23年(2011年)3月11日に、一千年に一度といわれる東日本大震災が発生し、未曾有の大災害をもたらしました。本学院関係者の中にも、誠に残念ながら尊い命が奪われた方、大切な肉親を失った方、安らぎの家を失った方がおられます。ここにあらためて哀悼の意を表し、お見舞いを申し上げます。一日も早く安寧の日々が戻りますことを祈念いたします。
大震災によって、本学院が在住する東日本地区は大きな被害を受けました。被災地の復興や地域社会の再生など、課題は山積しております。その復興や再生を実現するためには、長期的な努力の積み重ねが必要となります。その課題に立ち向かう人材を育成していくことは、本学院の使命ともいえましょう。
東北学院で学ぶ学生・生徒・園児は、約1万5千名を数え、与えられた能力を最大限に発揮すべく学校生活に励んでおります。本学院の教育方針を端的に申し述べれば、「神と人に愛される若人の心を育てる」ことにあります。このような教育こそが、地域社会の復興や再生、さらには世界の諸問題の解決に大きな役割を果たし、皆さまのご期待に十分応え得るものであると確信しております。
また、「LIFE, LIGHT, LOVE」や「地の塩、世の光」の言葉が、本学院の精神をあらわす言葉として、学生・生徒・園児のみならず、同窓生の心の支えになっています。その精神が普遍的なものとして受け継がれ、東北学院で学んだ知識と知恵を糧に、幾多の困難を乗り越えることにつながるものと願っております。
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