学校法人東北学院

理事長室

理事長メッセージ

成長する東北学院

理事長 松本 宣郎
理事長 松本 宣郎

理事長を務めております松本宣郎です。大学学長を兼任しております。務めは2つでも、体は1つです。二役を使い分けるというのではなく、渾然一体として、1つの務めを果たしてゆきたいと、常々努力いたしております。皆さまのお支えをお願いいたします。

東北学院は1886(明治19)年、仙台神学校として産声を上げました。間もなく、福音主義キリスト教に基づく人格教育を広く施すため、普通教育に門を開き、東北学院と改称して現在に至っています。2016年には創立130年を迎え、その長い歴史の中で、教育組織を発展させ、現在では仙台市青葉区土樋、泉区天神沢、宮城野区小鶴、多賀城市のキャンパスに幼稚園、中学校、高等学校、大学、大学院を置いて、教育と研究の使命を果たしています。2017年3月には仙台市立病院跡地を購入し、これを「五橋キャンパス」と称し、将来的には仙台市中心にキャンパスを統合することを構想しています。

明治期日本の近代化の一環であった、西欧とアメリカのプロテスタントキリスト教の宣教団による学校設立の波の一つとして、東北学院は開設されました。その業にあたったアメリカ人宣教師ウィリアム・E・ホーイとデイヴィド・B・シュネーダー、そして日本最初期のクリスチャンの一人押川方義の三者を私たちは三校祖と称しています。

彼らのキリスト教信仰と教育理念を、東北学院は次のように「建学の精神」として定めました。

「宗教改革の福音主義キリスト教の信仰に基づく個人の尊厳の重視と人格の完成の教育。それは聖書の示す神に対する畏敬の念とイエス・キリストにならう隣人への愛の精神を培い、文化の発展と福祉に貢献する人材の育成を目指す」

本学院の教育はこの精神を土台として遂行されます。幼稚園から大学まで、日々神の言葉を聞く短い礼拝の時間と、キリスト教について学ぶ教科が用意されています。中学校、高等学校での一般教科、TGベーシックと呼ばれる大学入学時から全学部共通で学ぶ人格教育と社会人にふさわしい基礎力を養う教科、そして各学部の専門分野の教育も、建学の精神を基盤としているのです。

東北学院はこのような理念により、学生・生徒・園児一人ひとりをかけがえのない人格として捉え、その心を育て、人と社会のために仕え、働くことを教えてきました。建学の精神と並んで本学院が大切にしているスクールモットーは、ご存じの通り2種類あります。いずれもが聖書のイエスの言葉に源を持ちます。

いわゆる「3L精神」がその1つ。Life, Light, Loveの3つは、神よりたまわった命を、すなわちすべての人を尊び、天からの光に導かれ、すなわち真実で正しい生き方をし、キリストの愛を模倣して隣人を愛すること、を意味します。

「地の塩、世の光」のスクールモットーもよく学院人の間に浸透しています。「あなたがたは地の塩、世の光である」とキリストが私たちに語られるのです。これは、社会にあって、よりよく正しい方向に向かうように見張るのが「塩」の役割であり、学院の精神を守って生きることが、世間において明らかになり、敬意をもたれるようなることが「光」なのだ、と私は信じています。

東北学院の卒業生は累積すれば18万人を超えています。特に多くの卒業生が仙台と東北日本で活躍しています。そして学院の各学校自体が東北の地域に根付いて存在しています。2011年3月11日の東日本大震災の厳しくつらい体験を地域の人々と共有する東北学院は、地域を活気づけ、街づくりに共に汗を流し、文化を広め、伝えるために、教育研究の工夫と改革を繰り返しつつ成長してゆきます。

ご理解とご支援とをこれからもよろしくお願いいたします。

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