学校法人東北学院

東北学院の100年

第Ⅱ章 東北を日本のスコットランドに
草創時代 1886(明治19)年~1900(明治33)年

東北学院と改称

1891(明治24)年、伝道献身者以外の学生も増えたので、校名を東北学院と改め、神学の他にも普通教育を施すこととした。「憲法」に明記された本院設立の趣旨は、現在に至るも変わることなく守られている。組織された理事局の記録は、和英両文で残されている。同年、長く待望された赤煉瓦の見事な校舎が完成し、市民の賞賛の的となった。その中に設けられたケルカー記念図書館には内外の精選された蔵書3,200冊が収められていた。のちに押川の蔵書も寄贈された。写真の石は戦災後、焼け跡から発掘された仙台神学校の礎石である。