学校法人東北学院

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【敬神愛人】卒業式・入学式会場の移り変わり(史資料センターWEBコラム)

2018年03月13日

 「アッセンブリー・ホール」、「スポーツセンター」と聞いて懐かしく思われる方も多いと思います。
東北学院大学では、3月に卒業式、4月には入学式があります。今では入学式・卒業式ともに仙台市富沢の「カメイアリーナ仙台」(旧仙台市体育館)が会場として使用されていますが、これは1988(昭和63)年からのことで、それまでは仙台市川内の宮城県スポーツセンターで行われていました。(スポーツセンターは2006(平成18)年3月に閉館)

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 そもそも、なぜスポーツセンターを使用するようになったのかというと、1980年までは土樋キャンパス内の礼拝堂やアッセンブリー・ホール(現在は8号館が建っている場所に存在した体育館)を使用していたのですが、1966年に5000人だった学生数が1970年には1万人を超え倍増。学生数の急激な増加によって全学部の新入生や保護者を一度に収容することができなくなり、入学式や卒業式は3回に分けて行わざるを得なくなりました。このような事情から1981年から(~87年まで)は学外の宮城県スポーツセンターで行うこととなったのです。なお、1981年は学生と保護者を合わせて約6000人の参加があったようです。

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 アッセンブリー・ホールからスポーツセンターへの会場の移行は、急激に増えた学生数に施設やキャンパス規模が追いつかなかった本学拡大期の事例のひとつと言えるでしょう。その対応として、1981年には「81年館」(現6号館)、1984年には「シュネーダー記念図書館」が完成し、さらにはこのころ政府が推進した大学キャンパス郊外化の動きもあいまって、1988年の泉キャンパス開学へと続いていくことになります。