学校法人東北学院

宗教部長・宗教主任の紹介

宗教部長 野村 信

「始めるという人生」

「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」(ルカによる福音書第5章4節)

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。この時期、大いに喜び、新しい出発を楽しんでください。そこで誰もが楽しい大学生活を始めるためには、まずクラスメートに、「おはよう、どう元気?」と声を掛けましょう。みんな友達を欲しがっていますし、この時期、身近な人たちに声を掛けることで大学生活が始まります。しばらくすると、気の合う仲間が集まります。大学のサークルや様々な活動に加わるのも、気の合う友を見つける近道です。似たもの同志、同じような話題で盛り上がります。

さて、オリエンテーションの期間に、ひと通り同級生とどのような講義を受講するかを互いに確認したら、続いて、講義以外の時間の過ごし方が気になります。そこで、サークルを探すのもよし。アルバイトを始めるのもよし。図書館で早速読書を始めるのもよし。とにかく始めることです。人間は「始める動物」なのです。自分からいつでも積極的に始めましょう。そして、生涯「始めるという人生」を送ります。そう、大学生活を始める。一人暮らしを始める。仕事を始める。結婚生活を始める。子育てを始める。老後を始める。そして新しい世界への旅立ちを始める。ですからいつも自分から始めます。

冒頭で掲げた聖書に、その日、魚がとれずに失意の中にいた漁師たちに、主イエスが「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と促している場面があります。今よりも「もっと遠くへ、もう一歩前進しなさい」と勧めています。私たちは、うまくいかないと、面倒臭くなり、あきらめたりしがちですが、主イエスはいつも「もう一歩先へ向かいなさい」と促します。それは、引き籠りがちな私たちを、「外へ」、「他者へ」、「社会へ」、そして「神へ」向かうよう諭して下さいます。ですから、誰でもみな、「始める」のです。人間は「始めるという人生」を送ります。

大学生活は、社会へ出る助走の期間であるなら、誰もがみな「始めること」を学ばなければなりません。社会とはまさに、広い海のようなところで、各自が漕ぎ出していくところです。時に、不安で気が重く、また後ろに気を取られがちですか、「沖に漕ぎ出そう」という声に促され、「始める」のです。どうか、この時期に、そしていつも始め、前進し、飛躍していく一人一人であってほしいと思います。

土樋キャンパス 大学宗教主任 北 博、鐸木 道剛

新しい年度が始まりました。大学生活もあと残すところ、2年間、あるいは1年間という期間になりました。それぞれの締めくくり、旅立ちの準備もあり、落ち着かない時もあるかもしれませんが、初志を忘れずに、目標に向かって、しっかり歩んで下さい。

そのような生活の中で、聖書の次の言葉に心を留めて、学院で学ぶ原点に立ち返ってください。

あなたがたは地の塩である。

あなたがたは世の光である。 (マタイによる福音書5章13、14節)

これは、何よりも、イエス・キリスト自身を指す言葉です。キリストが地の塩、世の光として今も世界に関わってくださっています。私たちもこの言葉に従って、隣人、地域、社会の人々に心開き、思い遣り、調和と平和のある世界を築く努力をすることを惜しまないようにしましょう。このような万人に共通し、普遍性のある生き方は、いつの時代にも、どんなところでも役にたち、尊ばれるでしょう。きっと道は開けます。

絶えず、原点に立ち返ることを大切にし、今年も、毎日の礼拝、キリスト教の学び、大学におけるキリスト教の諸行事を大切にしていきましょう。

多賀城キャンパス 大学宗教主任 吉田 新、阿久戸 義愛

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんはいま、どのような思いを抱いてキャンパスを歩いているでしょうか。初めて受ける大学の授業、高校に授業に比べると人数の多さにビックリします。たくさんの必修科目、ちゃんと単位をもらえるか心配です。サークルを何にするか悩みます。学食の雰囲気になかなかなじめない…などなど戸惑うことが多いと思います。もしかしたら、学院に入学して初めてキリスト教に触れた方が一番戸惑うのは、大学礼拝かもしれません。でも、どうかご心配なく。礼拝では何か特別なことをするわけではありません。讃美歌を歌い聖書を読み、少しの間だけ日常から離れ、自分自身と自分を超えた存在に思いを向ける時間を過ごします。まずは多賀城キャンパスの奥に静かに建つ礼拝堂の門をくぐってみてください。これまであまり体験したことのない空気が皆さんを包むと思います。礼拝堂でお待ちしています。

泉キャンパス 大学宗教主任 原田 浩司、藤原 佐和子

新入生の皆さん。東北学院大学泉キャンパスにようこそ! 泉キャンパスに登校する皆さんは、守衛所前の校門を潜ってしばらく坂道を登り、左に曲がると真っ先に視界に飛び込む建物があります。銀杏並木越しの礼拝堂です。これから数年間、泉で学生生活を送る皆さんにとって、この景色は忘れがたく、瞼に焼きつくでしょう。礼拝堂は皆さんの通学を迎え、学生の多くがその脇を通り、2号館の教室へ向かって行きます。

この礼拝堂では講義期間は毎日大学礼拝が行われます。日替わりで多彩な顔ぶれの説教者たちが聖書からショート・メッセージを語り続けます。人生や暮らし、学びや日常等、私たちの身近なトピックスを踏まえながら、聖書の言葉が真摯に、時にユーモラスに語られます。

「大学礼拝への出席は義務ですか?」と聞かれることがあります。私は申し上げたい。「大学礼拝は東北学院大学の学生の権利です」と。皆さん是非奮って出席しましょう。