学校法人東北学院

全校教職員が集い 創立128周年記念式開催

2014年05月19日

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 創立128周年を迎えた5月15日、創立を祝う記念式ならびに校祖墓前礼拝が執り行われました。
 ラーハウザー東北学院記念礼拝堂のステンドグラス前に飾られた東北学院の創立者である押川方義、W・E・ホーイ、D・B・シュネーダーの三校祖の肖像が 見守る中で行われた記念式には、教職員や同窓生、さらに本学学生や東北学院中高と榴ケ岡高校の生徒ら多数が礼拝堂に参列しました。
140516-1_04.jpg  9時30分から始まった記念式では、讃美歌、聖書朗読、祈禱などが行われ、松本宣郎理事長は「東北学院創立128周年記念の礼拝を共に捧げることがゆるされました。神の大きな恵みと感謝いたします。東北学院は1886年に仙台神学校としての歩みを始めました。最初は2人の教師と6人の生徒だけの学校であ り、福音主義キリスト教に基づく人格教育を施す普通教育をも理念に加え、1891年に東北学院と改称し、今日に至っています。聖書にあるように、キリストの光に導かれ、生かされていることを感謝して、キリストにならい、人に愛をもって仕える、そのことを教育の基本として来ましたし、これからもそうしてゆくものであります」と式辞を述べました。
 また、これまでの恵みにあふれた歴史に感謝し、過去に起こったさまざまな出来事を振り返りながら、学院の学びにより、キリストの与えられた命と、光と愛を現すLIFE、LIGHT、LOVEの3L精神を胸に刻み、「地の塩、世の光」としての生き方を大切にする者たちが17万人も与えられていること。これらの方々が本学院での学びを結実させ、社会においてよく生き、奉仕し続けておられることも、神さまのお恵みであるとも説きました。
 続いて、永年勤続職員(25年)の表彰が行われ、25名の教職員に表彰状と記念品が授与されました。代表して佐藤篤さんが「25年前、東北学院の一員としてあたたかく迎え入れられ、私たちはそれぞれの部署において仕事に励んでまいりました。職場ではこれまでさまざまな経験をさせていただき、そうしたご恩を残りの勤務でお返ししたいと思っています」とあいさつ。

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 その後は北山キリスト教墓地に場所を移して校祖墓前礼拝が行われ、白石教会の井上末司牧師が「人がいない中で」と題した説教の中で、「東北学院の校祖の先生たちも、かの時代に人がいない人たちの良い隣人となってくださった方々であると思うのです。ことさらのことではなく、学生たちが学舎で隣人と出会って成長し、その経験を活かし、人がいない人の隣人となってくださる。そういう人を養成する場であってほしいと思います」と説教を行いました。最後に列席者を代表して松本宣郎理事長と星宮望院長による三校祖の墓前へ献花が行われ、創立128周年を祝う式のすべてを終えました。