現在、私立学校は、少子化社会の到来に伴う競争の激化によって厳しい時代に直面しています。VUCAの時代、すなわち変化が激しく予測のつかない時代にあって、いかに時代に歴史を刻んでいくか、私立学校の前には多くの課題が横たわっています。こうした課題に取り組むには、私立学校は、建学の精神に基づく特色と多様性を活かし、社会から「選ばれる学校」としてその期待に応える改革の推進と教育・研究の質向上に積極的に注力していかなければなりません。
同時に、私立学校は、透明・公正かつ迅速・的確な意思決定を行う制度・取り組みと、自ら設定した目標を達成するための手段及び結果を監視するための制度・取り組みという二つの仕組みを包含するガバナンス体制を構築しなければなりません。こうした体制の構築によって、公共性に基づいて教育・研究を充実・発展させるという使命を果たし、社会からの期待に応えることができるようになります。
このようなことを踏まえ、学校法人東北学院は、建学の精神すなわち「宗教改革の『福音主義キリスト教』の信仰に基づく『個人の尊厳の重視と人格の完成』の教育」と、寄附行為第3条「キリスト教に基づいて徳育を施すとともに、教育基本法及び学校教育法に従い、幼稚園教育、中学校教育、高等学校教育及び大学教育を施すこと」に基づき、自主性及び独立性を確保しつつ、自律的に学校法人及び各設置学校を運営するため、一般社団法人日本私立大学連盟が定め公表する「私立大学ガバナンス・コード」に沿い、以下のとおり「学校法人東北学院ガバナンス・コード」を2021年10月1日に制定しました。また、2023年3月28日付で一般社団法人日本私立大学連盟から私立大学ガバナンス・コードの第1.1版が公表されたことを踏まえ、2023年10月1日付で改正を行いました。
なお、本ガバナンス・コードの「基本原則」、「遵守原則」及び「重点事項」の遵守状況については、毎年度末に点検を行い、企画委員会における確認を経て、その結果を当該年度内に社会に向けて公表することとしています。
学校法人東北学院ガバナンス・コード 本文
- 学校法人東北学院ガバナンス・コード(2023年10月1日) (PDF:334KB)