学校法人東北学院と学校法人東北医科薬科大学 包括連携協定を締結
2025年02月01日
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学校法人東北学院と学校法人東北医科薬科大学は、両法人の強みを生かした人材育成を通じ地域社会へ貢献することを目的に、包括的な連携協定を締結し、1月31日に五橋キャンパスでその調印式を行いました。
この協定は、東北学院の建学の精神に基づいた教育理念を礎とし、中高大一貫教育における人格、知力及び学力を備えた魅力ある人材教育の強みと、東北医科薬科大学の建学の精神および教育理念に基づいた伝統と先進性を学びの礎とした、時代が求める医療人育成の強みとを融合させることで、より質の高い教育・研究を推進し、地域社会の発展に寄与することを目指します。今後両法人間では、学生・生徒の交流によって多様な価値観に触れる機会が創出されるとともに、教職員間の交流の促進によって教育方法や研究に関する知見が共有され、各設置学校における教育・研究の充実が期待されます。
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調印式では齋藤信二法人事務局長より包括連携協定の経緯について説明。その後、東北医科薬科大学の高柳元明理事長は挨拶で、急激な少子化が進む厳しい社会情勢の中で地域の教育機関同士が連携し協力できることをうれしく思いますと話し「お互いの豊富な人的資源を活用することで、相互の得意分野を活かしながら補完しあえることは、質の高い人材育成を目指す上で意義深いものです。これを機に両法人が一層の連携を深め、相互に発展し、東北に根差した教育機関として社会に求められる人材を育成していきたいです」と述べた。原田善教理事長は、これまでにも東北医科薬科大学とは東北学院中学校に対して理科教育への協力や、高校への推薦入学の枠をいただいていた関係性があることを話し「これからは大学でも心理行動科学科での心理学の学びや、大学院での公認心理師の実習への協力をいただき、包括的で緊密な関係性を深めていきたい」と述べ、「それぞれの学校のWIN-WINな関係だけでなく、地域社会にもWINな関係を築き、トリプルWINの実現をしていきたいです」と意気込みを語りました。
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協定にはこの他に、地域のボランティア活動や社会貢献活動に共同で取り組むことも盛り込まれており、両法人が地域社会への貢献度を高めるとともに持続可能な地域社会を担う人材育成の拠点となることや、地域における教育・研究の中核的な役割を担うこともビジョンとして掲げております。今回の協定締結を機に両法人はより一層連携を深め、地域社会の発展に貢献し、より良い未来を築いていきたいと考えております。
【協定の内容】
①学部及び大学院の教育研究に関する事項
・公認心理師養成における大学院実習の実施
・教育職員等による公認心理師関連科目の実施
・医療コミュニケーション分野における授業提供
・東日本大震災等に関連する支援及び調査研究
②中学校及び高等学校との教育や進路指導の連携に関する事項
・大学における学修を経験する出前授業、実験講座等の実施
・定期的な意見交換の実施
・合同研修の実施
・入学前教育の実施
③学生の交流に関する事項
④教職員の交流に関する事項
⑤地域社会への貢献に関する事項