【宗教センター】東北学院創立140周年記念事業 レーナ・マリア コンサート開催報告
2026年11月06日
宗教センターチャプレン 田所佳澄
10月16日に東北学院創立140周年記念事業「レーナ・マリアコンサート」が五橋キャンパス押川記念ホールにて開催されました。この節目の年に、素晴らしい企画が実現しましたこと、神様の恵みに感謝し、また、ご来場いただきましたお一人お一人に、心から御礼申し上げます。レーナ・マリアさんのデビュー当初から応援されている方々からそのお子さんやお孫さんの世代、レーナ・マリアさんを知らない世代の学生まで、幅広い世代の方が見守る中、レーナ・マリアさんのお人柄がにじみ出るような、とてもあたたかな雰囲気に包まれて開催されました。
スウェーデン出身のレーナ・マリアさんは両腕がなく、片方の脚は半分の長さ、もう片方の脚だけが健常な状態で生まれました。しかし、両親は彼女を周りの子供たちと同じように育て、彼女自身も何にでも挑戦してきました。神様から受けた命と賜物を、信仰と持ち前の明るさと前向きさを通して輝かせて、神の愛と救いをご自身の美しい歌声を通して世界中の人々に届けておられるレーナ・マリアさんの生き方は、本学のスクールモットー「LIFE LIGHT LOVE」(命・光・愛)の精神に通じるものがあります。
「まさか本学でレーナさんのコンサートを開催することができるなど、想像もしていなかった」という大西晴樹東北学院院長・東北学院大学学長からの喜びの挨拶で始まったコンサートでは、本学宗教部聖歌隊が選曲したコラボレーション曲、アンコール曲も合わせて10曲が披露されました。1曲1曲の歌の前にレーナ・マリアさんご自身の曲に対する思いや、証し(信仰にまつわるエピソード)を分かち合って下さり、私達の心が耕され、土壌が柔らかくされた状態でそれぞれの曲を味わうことができました。日本が大好きで、日本を思い浮かべる時、心が喜びで満たされると語られたレーナ・マリアさん。日本で受け取ってきた友情や優しさに対する感謝を、コンサート冒頭で分かち合って下さったのです。
コンサートの曲目は、アンコール曲も併せて以下の通りです。
1. われをもすくいし
2. ジャパン・イン・マイ・ハート
3. いちわのすずめに
4. 花も
5. あなたの平和の器にしてください (東北学院大学宗教部聖歌隊とのコラボレーション)
6. 明日も生きよう
7. サンキュー・フォー・ザ・ミュージック
8. キリストには代えられません
9. ユー・レイズ・ミー・アップ
10. 輝く日を仰ぐとき
5 番目の曲、「あなたの平和の器にしてください」は本学宗教部聖歌隊が選曲させていただいた、アッシジの聖フランシスコに帰せられる有名な「平和の祈り」をもとに作られた讃美歌・聖歌です。椎名雄一郎文学部教授のピアノの調べに合わせて、レーナさんを真ん中にしてステージで共に歌わせていただいた経験は、聖歌隊の学生にとって、思い出に残る、大変貴重な経験となりました。レーナ・マリアさんご自身がストックホルム音楽大学在学時代に学友と共に結成し、現在も存続している「ザ・マスターズ・ヴォイス」という聖歌隊を結成された思い出、歌手としての活動の原点を語られ、学生を励まして下さいました。
コンサート全体を通して、レーナ・マリアさんの明るく前向きで温かなお人柄が伝わってきましたが、ご本人の証しの中にも「なぜいつもそんなに嬉しそうに、明るくしていられるのですか。」という質問を周りの人から受けるというエピソードがありました。その答えとして、「実際にはストレスを感じたり、ハッピーではない時もあるが、私たちがどのように生きるか、自分で選択することができると、人生を通じて学んだ」と力強く語られ、聴く私達に励ましのメッセージを下さいました。
また、レーナ・マリアさんはコンサートを通した証しの中で、全ての命は尊く、神に限りなく愛されているということ、不安の中にも希望があるというメッセージを語られました。主イエス・キリストが私達を愛するがゆえに、十字架で私達の救いの為に命を捨てられ、よみがえられたとき、「助け主」つまり「聖霊」を遣わすと約束して下さったこと、その聖霊が内に住まわれて心の中に愛と平安、明日への希望を与えて下さることを証しして下さいました。そして、聖書は繰り返し「心配してはならない。ただ私を信じなさい」と私達に語りかけていることを分かち合って下さったのです。
神の愛を信じ、何も心配せずに自分自身を神に委ね、与えられていないものではなく、与えられているものに目を向けて歩んで行く、そのような希望のメッセージと喜びに満ちたコンサートとなりました。今回のコンサートの実現にあたり、魂に響く歌声と証をしてくださったレーナ・マリアさん、パートナーのパトリックさん、通訳を務めてくださったベドウ路得子さん、お集まりくださいましたお一人お一人に心より感謝申し上げます。